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占いのアゲ・サゲ鑑定とは?鑑定士の選び方も解説

最終更新日:

占い専用掲示板や占いコミュニティなどで、「あの鑑定士はコールドだった」とか「絶対○○先生はコールドだよ」などの書き込みを見かけませんか?

「コールド」とは、コールドリーディングのことで、心理学や精神分析などの分野で必要なスキルの一つです。占いの場でも利用する鑑定士が少なくありません。

コールドリーディングは純粋な占いとは関係ないもので、占いの場で使われることは鑑定力がないといった誤解を招く原因にもなります。

今回は、このコールドリーディングの仕組み、コールドリーディングを使わない鑑定士を選ぶコツを紹介していきます。

コールドリーディングとは?

普段の生活の中で、「コールドリーディング」という言葉を聞いたことはありますか?心理学や占い関連に接点がない方は、あまり聞いたことがないかもしれませんね。

占いの場でも使用されることがあるコールドリーディングとは何かを詳しく解説していきます。

コールドリーディングの仕組み

コールドリーディングは、話術の一つです。相手の外観や何気ない会話を交わすことで相手の内面を言い当てて、相手のことを良く知っていると信じさせる行為をいいます。

占いでは、鑑定士が相談者を誘導して心情を操るテクニックの一つとして知られており、あまり歓迎されていません。

コールドリーディングの基本の仕組みをチェックしよう。

  1. 鑑定士から心を開き相談者と良い関係を築く
  2. 誰にでも当てはまるような内容を言って相談者の関心と信頼を得る(ストックピール)
  3. 相談者の印象や会話の流れから悩みのカテゴリーを探る
  4. 「~ではありませんか?」などの否定疑問文を用いて悩みの核心に迫る(サトルネガティブ・サトルクエッション)
  5. 「絶対に外れない予言」と言われているサトルプリデクションを使って、未来予測の鑑定結果とする

このようにコールドリーディングはさまざまなテクニックを駆使したものです。

リラックスした雰囲気作りからスタート

鑑定がスタートすると、鑑定士はリーディングをスムーズに進めるために、リラックスした雰囲気作りからはじめます。

あるあるネタの展開と質問

次に、占いのときに鑑定士が質問するような、いわゆる「あるあるネタ」を展開します。

例えば、「以前、辛い想いをしてから恋愛や人間関係に臆病になったのではないですか?」とか、「自分には厳しいタイプですね?」とか、「プライベートのときは、仕事のときと違う性格が出たりしませんか?」など、一見誰にでも当てはまりそうな内容が挙げられます。

いくつか質問することで、相談者のタイプや好みを大まかでも把握できますよね。相談者から見れば、質問されることに当てはまることが多いほど、「当たる鑑定士」、「自分のことを見抜いている」などと感じてしまいます。

コールドリーディングでは、この段階で悩みのジャンルを言い当てます。人間関係、お金、夢、健康ジャンルに分けて、相談者に広い意味で質問していき、細かい悩みを把握する手法です。

例えば、「最近、人間関係は問題ありませんか?」「仕事やお金のことで困っていませんか?」などと質問するのです。恋愛で悩む方は人間関係に当てはまり、今の職場の悩みは夢(目標・仕事含む)に該当するわけです。

否定疑問文を使って答えを特定する

悩みのジャンルを特定できたら、次は、サトルネガティブを使います。否定疑問文を使うことで、相談者がイエス・ノーのどちらの場合でもヒットに持ち込めるテクニックです。

例えば、「あなたは犬を飼ってませんよね?」と鑑定士が質問した場合、相談者が飼っているなら、「犬の影響がカードに出ている」などと言うことができます。

飼っていない場合でも「やはりそうですか、カードには犬の影響は出ていませんよ。」などと言うことができますね。

サトルクエッションも使われることも

また、別のテクニックでは、「サトルクエッション」も有効な手段です。サトルクエッションは質問だと自覚させないような質問テクニックです。

例えば、「一歩踏み出す勇気のカードが出ていますが、心当たりはありますか?」と鑑定士が質問すると、「実は、留学する予定なのでペットは実家に置いていく予定です」と相談者が返事をした場合、鑑定士は「ペットはすでに気づいていたんですね」などと言えば、カードが読み取った風に引き出すことができます。

この時点で相談者は、かなり核心に迫った鑑定をしてもらっていると感じ始めます。最終的にどんな鑑定結果が出るのか楽しみになる方もいることでしょう。

ここで、鑑定士は「サトルプリデクション」というテクニックを使って未来の鑑定を行います。

サトルプリデクションで絶対に外れない予言をする

サトルプリデクションは、絶対に外れない予言をすることであり、一例として「近いうちに連絡が途絶えていた人から接触があるでしょう」とか、「そう遠くない将来にあなたの人生を変えるような出会いがあるでしょう」などが挙げられます。

どちらの予言も時期はいつかわからないし、曖昧なのにもかかわらず、これまでのコールドリーディングのテクニックによって未来に期待を持たせる効果が高まるのです。

相談者は、この最終鑑定(外れない予言)に対して「近いうち」「そう遠くない未来」という言葉を気にすることなく信じてしまうほど、誘導されるテクニックです。

詐欺行為に該当しなくても、心理テクニックは誘導する効果が強いことがわかりますね。

電話占いでもコールドリーディングは使われているらしい

コールドリーディングは、生活の中で仕事上のやり取りや営業、販売などの場でも活用されていますが、電話占いでも使われることがあります。

電話占いは電話という声だけのやり取りの中で、相手の情報が何もない状態から鑑定が始まります。占いのスキルや霊能力など実力がない鑑定士は、コールドリーディングを使うことで、絶対に外れない予言を残し相談者やリピーターを獲得するのです。

占い専用掲示板やコミュニティで「あの鑑定士はコールドだった」などと投稿されるのはこのためで、本当は鑑定していないことを伝えたかったのでしょう。

このように、コールドリーディングは、心理テクニックの一つであり、占いではありません。話術と誘導テクニックによって誘導されているだけです。

コールドリーディングをしない鑑定士を選ぶコツ

占いは、そもそも鑑定士が持つ能力や磨き上げた技術を使って行うもので、心理テクニックは必要ないものです。占いで幸せな未来を掴むために、コールドリーディングをしない鑑定士を選ぶコツをチェックしていきましょう。

占いは外見で判断されない電話占いを利用する

コールドリーディングは、相談者の外見を観察して情報を集めます。対面する鑑定はコールドリーディングされやすいといえますね。反対に、声のみのやり取りで視覚情報が何もない電話占いなら、占い師はコールドリーディングをしにくくなるでしょう。

電話占いでもコールドリーディングを使うことはできますが、対面鑑定よりはずっとリスクを軽減できます。

占術は霊能力系、霊能力がある鑑定士を選ぶ

霊視や霊感、透視といった霊能力は、鑑定士が持って生まれたもの、代々受け継いだものであることが多いです。霊視や霊感、透視は、相談者の潜在意識に介入して、視覚的に視たり断片的に視たりする占術ですから、相談者が何も言わなくても全てを見通すことができます。数ある占術の中では霊能力系がおすすめです。

なお、利用する電話占いサイトの中でも、霊能力が高いと評判ならより良いですね。

鑑定スピードが速い鑑定士を選ぶ

コールドリーディングを使う鑑定士は、相談者への質問を考えることや、相談者からの情報を整理するために、霊能力系の鑑定に比べて時間が必要になります。

時間がかかる道具を使わない占術を使っていたり、鑑定スピードが速い鑑定士だと、コールドリーディングを使っていない可能性が高くなりそうです。

どんな相談にも即答できるような、実力のある鑑定士ならより安心ですね。

占い師(鑑定士)の選び方はこちらでもご覧いただけます。

ホットリーディングという手法もあるので注意しよう

コールドリーディングに対して、「ホットリーディング」というテクニックがあります。コールドリーディングは心理テクニックの一つでしたが、ホットリーディングは詐欺の手口とも言われる行為です。

簡単に言うと、ホットリーディングは、相手の情報を事前に集めてから心理誘導するテクニックです。相手を観察したり、会話をしたりして相手を探るコールドリーディングとは異なるものです。

占いの場でホットリーディングが使用されることは稀ですが、中には、コールドリーディングとホットリーディングを組み合わせて心理誘導するケースもあるようなので注意してください。

おわりに:コールドリーディングは占いではない!実力のある鑑定士に鑑定してもらおう

コールドリーディングは、占いの場で上手く使うと実際は占いの技術や霊能力がなくても、相談者に対して本当に当たる占い師だと感じさせることができます。

ですが、コールドリーディングは、占いではなく心理テクニックの一つです。手法を正しく理解して、コールドリーディングを使う鑑定士は避けるようにしましょう。

執筆者:ハピウラ編集部

電話占い総合情報サイト『ハピウラ』の編集部。ハピウラの運営、企画、コンテンツ作成、編集などを行っている。

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